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バカと何か

バカと何か
和田秀樹著
久々に感動した文庫本である。タイトルが良い。そもそも、「バカ」を分析して何になる?と思われるかもしれないが、「天才とバカは紙一重」と言われるぐらいなので、バカを分析すると天才といもの見えてくるかもしれない。もっとも本書では、バカの反対は「リコウ」と定義づけられており、「リコウ」になるためには、いくつかのパターンに分けられるバカを知ることが重要である。

著者曰く、『バカは差別語、侮蔑語ではなく、むしろ叱責語、激励語と考えるべきで、バカは治らないものではなく、治るものであるし、治すべき・克服すべきものなのである。』。

脳からバカを考えるという章では、
・知識が足りないというバカ
・知識はあっても推論のできないバカ
・メタ認知(自己チェック)が働かないバカ
・スキーマ(思い込み)に縛られるバカ
について紹介されているが、まさにその通りというか、自分のさておき、「納得」のバカ論である。

つまり、一番のバカは「自分でバカですから。」と言っているが、何にもしないこと。
本当に自分をバカと認識していないのか、リコウになることを拒絶しているか、と推測される。

この本を読むと、「ゼロベース思考」とか「仮説思考」の重要性が再認識される。
やはり、いつまでたっても勉強と考えるクセを付けることが大事であると。

ただ、文中に何回も「バカ」という言葉が用いられているので、「バカ」という言葉に慣れていない場合は、結構シンドイかもしれない。
(東京ではバカというのが、関西でいうアホと同意語で使われるので。)

自分のバイブルとなりうる一冊である。

2007/03/16(12:39:03) by T.Ohashi - Category: BOOKレビュー

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